東海道新幹線を出張で頻繁に利用するなら「エクスプレス予約」の会員になることで乗車料金の割引を受けることが出来るため、かなりの方が「エクスプレス予約」を利用していると思います。
平成29年9月2日からの「エクスプレス予約」のサービスが大幅にリニューアルされることにより便利になる点が多くあります。
しかし、出張利用者にとってサービス後退となる部分を発見してしまいました。
東京から新神戸間を3日前までに予約するとお得なIC早特(タイプB)が消滅
IC早特(タイプB)とは、乗車日の3日前までに予約すると乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」の普通車指定席、グリーン車がさらに割引となる商品です。
そんなIC早特(タイプB)ですが、「エクスプレス予約」のサービスリニューアルにより消滅してしまいます。
代替サービスとして、「IC早特タイプ21」の後継の「EX早特21」が挙げられます。
「EX早特21」は、乗車日の21日前までの予約で朝6時台、昼 11 時~15 時台に出発する「のぞみ」普通車指定席が割引となる商品です。
東京駅から新大阪駅の普通車指定席の値段を比較すると
IC早特(タイプB)の値段 12,340円(平成29年9月4日で終了)
EX-ICの値段 13,370円
EX早特21の値段 11,000円
比べると「EX早特21」は結構安くなることがわかります。
EX早特21は出張では使いづらい
私の出張利用を考えると、IC早特(タイプB)ならば3日前までに予約すればいいですから出張スケジュールがほぼ固まっているタイミングですが、21日前ではまだ詳細にスケジュールが決定しないためなかなか予約を取りづらいところです。
IC早特(タイプB)ならば本数は少ないですが終日のひかりが割引対象でした。なので出張帰りの夕方に乗車することが可能でした。
EX早特21では、朝6時台、昼 11 時~15 時台に出発する「のぞみ」が対象ですので、夕方頃出発の新幹線を利用するには微妙な時間設定なのです。
新幹線利用者増加の影響か
私は朝6時台の「のぞみ」をよく利用しますが、常にほぼ満席です。
「ひかり」の普通車指定席は、「のぞみ」に乗車できないジャパンレールパスを持っている外国人観光客の利用が集中しているため、早特サービスから外されたのではないかと推測しています。
そもそも割引サービスとは、新幹線ならば利用の少ない時間帯や列車の利用促進のためのものですから、混雑するのであれば割引がなくなることは理にかなっています。
グリーン車割引は存続
IC早特(タイプB)のグリーン車割引は、「EXグリーン早特」と名称を変更して存続します。
「EXグリーン早特」の利用条件は、乗車日の3日前までに予約すると乗車駅を朝6時台に発車する「のぞみ」と終日の「ひかり」のグリーン車が割引となる商品です。
東京駅から新大阪駅のEXグリーン早特の値段は、14,400円です。
EX-ICの普通車指定席の値段が13,370円ですから比較すると、1,030円プラスするだけでグリーン車に乗ることができるのです。
出張からゆっくりくつろいで帰るのなら「EXグリーン早特」を利用してみることもおすすめです。
新幹線のグリーン車はとても快適!京都から東京まで初めて乗ってみた
-
新幹線のグリーン車はとても快適!京都から東京まで初めて乗ってみた
昔からのあこがれだった新幹線のグリーン車。初めてグリーン車に乗車する機会がありとても楽しみにしていました。今回は、「こだま☆楽旅IC早特」を利用して、京都から東京へ格安にグリーン車に乗りました。年に数 ...
新幹線をネットで予約するスマートEXのメリットとデメリットとは
-
新幹線をネットで予約するスマートEXのメリットとデメリットとは
東海道・山陽新幹線のネット予約・乗車方法として「スマートEX」が新たに追加されます。 「スマートEX」はインターネットで新幹線を予約して事前に紙のきっぷに引き換えることなく、自動改札機にSuica(ス ...
目次 新幹線旅行のまとめページ