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新幹線をネットで予約するスマートEXのメリットとデメリットとは

東海道・山陽新幹線のネット予約・乗車方法として「スマートEX」が新たに追加されます。

「スマートEX」はインターネットで新幹線を予約して事前に紙のきっぷに引き換えることなく、自動改札機にSuica(スイカ)やICOCA(イコカ)をはじめとする交通系ICカードをかざすだけで新幹線に乗ることができるとても便利なサービスです。

従来の東海道・山陽新幹線のICカードサービス

これまでも「エクスプレス予約」会員に送付されるEX予約専用ICカードを使用すればチケットレス乗車が可能でした。

エクスプレス予約を利用するためには2つの方法があり、専用クレジットカードを契約する方法と、プラスEX会員で手持ちのクレジットカードを登録する方法があります。

どちらの方法も利用するには年会費が1,100円必要です。

専用クレジットカードを作りたくない人や、数年に1度程度しか新幹線に乗らない人がエクスプレス予約会員になると、年会費の支払がハードルとなることから、紙の乗車券・特急券を買うか、次に記載するスマートEXを利用する事になります。

東海道・山陽新幹線に乗るためには次の方法を選ぶ!

1.エクスプレス予約会員(年会費1,100円)
2.スマートEX会員(年会費不要)
3.紙の乗車券・特急券

スマートEXを利用するメリット

スマートEXとは、交通系ICカードとクレジットカードがあればインターネットで新幹線を予約してきっぷを引き換えることなく乗車できる新しい仕組みです。

一部を除く幅広いブランドのクレジットカードが使用できることから、東海道・山陽新幹線を利用するかなりの乗客がスマートEXで予約する方法に移行するものと考えられます。

スマートEXを利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

紙の新幹線切符と比較して、スマートEXが便利でお得な点を挙げてみましょう。

いつ購入しても常に200円引き

スマートEXで予約すると、普通車指定席とグリーン車の値段は通常価格から200円割引となります。

たったの200円かよ!と感じるかもしれませんが金額面以外のメリットもあります。

きっぷをわざわざ駅へ買いに行く必要がない

ネット予約が無い時代の新幹線切符の買い方は、JRの窓口や旅行代理店、格安チケットショップなどへ行く必要がありました。
駅窓口は混雑時に大行列で旅行前の貴重な時間が費やされます。

スマートEXだと、自宅でゆっくりとどの新幹線に乗ろうかと考えながら予約ができます。
予約操作ができる時間は5時30分から23時30分までです。

新幹線発車時刻4分前まで予約購入ができますので、駅に着いたらサクッとスマホを操作してすぐ乗れます。

座席位置を自由に選ぶことができる

窓側にするか通路側にするか座席のイメージを見ながら好きな座席の予約ができます。
○が空いている座席で×が予約済座席です。混雑具合がよくわかるのです。

予約の変更が何度でも可能

新幹線を予約したけれど、予約時刻より遅く乗りたい。もしくは予約時刻より早く乗りたいことは良くあることです。

家族旅行などプライベートな新幹線乗車ならば予約時刻まで時間を潰したり、または予約時刻に間に合わせるために観光をあきらめるなどできますが、仕事で取引先との会議が延びて予約時刻が近づいてくると気が気ではありません。

スマートEXならば、その場でスマホを利用して別の新幹線に予約変更ができます。
私個人的には予約変更自由であることが、もし乗車時間に間に合わないのではないかというような精神的に不安になることがなくなりとても助かっています。
予約変更は手数料がかかりませんので安心して何度でも変更してください。

早特商品を利用できる

スマートEXで早特を利用できることが最大のメリットではないでしょうか。

航空機予約「早割」のように数日前までに予約すればさらに新幹線乗車が割引となるお得な「早特」を利用する事ができます。

新幹線エクスプレス予約とスマートEXで利用できる早期割引「早特」の種類

払い戻し手数料(キャンセル料)が安い

あまり知らない方も多いのですが、通常の紙のきっぷの場合、キャンセル時の払い戻し手数料が高額です。

JRきっぷの払い戻しルールは

普通乗車券、自由席特急券
使用開始前で有効期間内 220円

指定席特急券、指定席グリーン券
列車出発日の2日前まで 340円
出発日の前日から出発時刻まで 30%(ただし最低340円)

例えば、東京から新大阪間の「のぞみ」指定席を予約日の当日か前日にキャンセルすると、特急券1,740円と乗車券220円のキャンセル手数料が必要です。

スマートEXやエクスプレス予約で購入した乗車券と特急券が一体となった商品は、指定列車出発時刻前までのキャンセル料は320円だけで済みます。

直前キャンセルする心配があるならば、紙のきっぷよりもスマートEXを利用するほうが良さそうです。

スマートEXの予約を変更するには?

スマートフォン・パソコンの操作でスマートEXでの予約を変更するには、

  • 交通系ICカードで新幹線改札口へ入場する前
  • きっぷ受取前かつ予約している列車の発車時刻前まで

変更操作ができる時間は 5:30~23:30 の間です。

新幹線改札口へ入場した後や紙のきっぷで受け取った後に予約を変更したくなった時は、予約した新幹線の発車時刻前までに駅の係員へ申し出ましょう。

スマートEXを利用することのデメリットは

いろいろとお得な面の多いスマートEXですが、利用条件によってはデメリットもあります。

新幹線と在来線を乗り継ぐ場合

東海道・山陽新幹線の東京駅、横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅、新神戸駅、広島駅、小倉駅、博多駅を乗り降りする行程でスマートEXを利用する際には気を付けていただきたい点があります。

特定都区市内制度というJR運賃計算の特例があるのですが、スマートEXを利用する場合は適用されません。
そのため上記記載の駅で新幹線と在来線を乗り継ぐ場合には乗車区間によりスマートEXと在来線の運賃合計が駅で購入する紙のきっぷよりも高額となることがあります。

例えば、新宿駅からJR中央線で東京駅で新幹線に乗り換えて、新大阪駅からJR線で天王寺駅までにかかる値段を比較するとこうなります。(通常期の値段)

駅で購入する紙のきっぷ 14,720円
スマートEXサービス    14,938円
EX予約サービス      14,038円

このようにスマートEXだと駅で購入する紙のきっぷよりも高額になってしまいます。

なぜそうなるのか理由は、

  • 駅で購入する紙のきっぷは東京都区内から大阪市内までの乗車券と特急券合わせて14,720円
  • スマートEXは新宿から東京198円+東京から新大阪14,520円+新大阪から天王寺220円
  • EX予約は新宿から東京198円+東京から新大阪13,620円+新大阪から天王寺220円

以上のようになるからです。

専用クレジットカードが必要なEX予約サービスでも同じように値段が高くなる場合はあるのですが、スマートEXより割引率が高いため新宿から天王寺までの乗車では駅で購入するよりもお得になります。

さらにEX予約ならe特急券という予約方法があり、座席の予約はインターネットで行い、駅で紙のきっぷで特急券を受け取り、乗車券は別に購入する方法もあります。

スマートEXは交通系ICカードを利用するのですから、なんとかシステム改善によってこの不便さを解消できそうな気もするのですが、利用する際は注意してください。

スマートEXの値段を確認する方法

先程記載しました特定都区市内制度というJR運賃計算の特例はとてもややこしいため、こちらの公式サイトでスマートEX乗車が得するのか損するのか値段を簡単に比較することができます。

スマートEX運賃ナビ

早特の利用期間に違いがある

早特は、3日前まで(EX早特21は21日前まで)に予約すれば、乗車日当日まで予約可能な「スマートEXサービス」よりお安い料金で新幹線に乗車できます。

スマートEXの早特は、年末年始やゴールデンウィーク、お盆の期間は予約することができません。

エクスプレス予約の早特も同様に年末年始やゴールデンウィーク、お盆で予約ができない期間がありますが、スマートEXはエクスプレス予約と比べて予約できない期間が少し長いのです。

これは大したデメリットではありません。むしろ早特予約がすべての利用者に開放されたという観点からはメリットでもあります。

スマートEXで新幹線予約すると便利!会員登録はとても簡単

スマートEXで新幹線予約すると便利!会員登録はとても簡単

新幹線予約サービスのスマートEXが2017年9月30日にスタートしましたので、さっそく会員登録しました。 スマートEXはクレジットカードと交通系ICカードがあれば、スマートフォンで気軽に登録できます。 ...

 

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