JR西日本の主要路線のひとつ大阪環状線でいまも現役で活躍する103系がついに大阪環状線から引退することになりました。
引退日は2017年10月3日です。103に引っ掛けています。
そこで、以前に見学したJR西日本の吹田総合車両所一般公開のイベントで複数の103系車両が展示されていましたので、皆さんに103系を懐かしんでいただきます。
大阪環状線での103系の歴史は
国鉄がJRへ分割民営化されてから来年2017年に30年を迎えます。
大阪環状線に103系が導入されたのは1969年で実に48年間も活躍してきました。
当時の国鉄の通勤電車と言えば、どれもこれも「103系」でした。国電って呼ばれてましたね。
私は国鉄沿線に住んでいましたから、子供の頃お出かけの際はいつも103系に乗っていた記憶があります。
関東にお住まいの方には、103系なんてもう遠い昔話のように思われるかもしれませんが、関西ではまだまだ現役で走行しています。
しかし、JR西日本で長く大切に使われてきた103系車両も廃車の危機が迫ってきたようです。
2018年3月までに阪和線122両、2019年3月までに大阪環状線168両の新型車両が投入されるためです。
あと1~2年で見る機会がグッと減って来ることになりそうです。
この吹田総合車両所は、廃車解体も行われる場所ですので、恐らく廃車を待つ車両が集まっているのでしょう。
カラフルな103系車両が集結
大阪環状線で使用されていた車両。もう大和路快速で走ることはありません。カラーは朱色1号(オレンジバーミリオン)、かつて片町線や関東の中央線快速などもこのカラーでした。
こちらは阪和線で活躍した青22号(スカイブルー)色でかつてはJR神戸線・京都線各駅停車や京浜東北線などで使用された色です。
かなり色あせて錆が浮いています。
こちらは大和路線の黄緑6号(うぐいす)色の車両。山手線もこのカラーでした。
JRゆめ咲線ユニバーサルシティ・桜島行となってますが、実際にゆめ咲線で使用されたのかはわかりません。
3色で連結されています。実際にこんな連結で走ったら面白いです。
103系の外観は昔とあまり変わりませんが、体質改善という工事を受けて新車に近い内装となっている車両もあります。
いろんな種類の車両が編成を切られて不自然に止まっています。みんな廃車待ちなのでしょうか。
構内には、ユニバーサルスタジオのラッピング車両が修理中でした。
103系に似ていますが、こちらは201系です。
201系が現役でいられるのもそんなに長くないかもしれません
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このように1両だけ置かれていました。
大阪環状線の後継は323系
吹田総合車両所の外には大阪環状線の新型車両323系が密かに停車していました。
展示車両ではなくたまたま止まっていただけのようです。
大阪環状線の後継車両323系は、2016年12月に初お目見えしてから続々と登場しています。
(出典:大阪環状線改造プロジェクト http://www.my-fav.jp/campaign/35/)
先ほども書きましたように、昔は103系ばかり乗っていましたので思い出の多い車両です。
ラストランを迎える頃にはまた大騒ぎとなるかもしれません。
今のうちに見て乗車しておくことをおすすめします。