我が家の給湯器が突然調子が悪くなりました。
自宅マンションの購入から14年経過しました。
新築時からおよそ10年を過ぎると家電や住宅設備の調子が悪くなり、修理で直るのか交換するのか判断に悩みます。
相次ぐ不調の度に新しく買い直すとなるとお金もかかりますので、修理代金といずれやってくる機器の寿命とのバランスを見る必要があります。
突然やってくるトラブルに備えて、普段から住宅設備の維持費の事は考えておくことをおすすめします。
忍び寄るガス給湯器の故障
我が家のガス給湯器不調の発端は、お風呂を沸かすときに普段はリモコンの自動お湯張りボタンを押すと適温適量で風呂の準備が出来るのですが、ボタンを押してもお湯が出てこなくなったのです。
何度も電源を入り切りすると通常に戻るのですが、その後数日間はお湯が出たり出なかったりを繰り返したので、連絡して大阪ガスに見てもらいました。
「故障の原因と思われる部品は2万円程度で交換修理できるがそれで直るのかははっきりとわからない。給湯器の寿命は約10年程度なので交換の時期である、もし給湯器の交換をするのならだいたい40万円程度かかります。」見てもらった結果はそんな感じでした。
少し耳を疑いました。よっ、よんじゅうまんえん!
マンションにお住いなら必ずついている設備のひとつにガス給湯暖房熱源機があります。風呂・台所・洗面所の給湯から浴室と床暖房までこなすパワフルな機器です。
そうです。給湯暖房機は結構お高いのです。ネットで調べて10万以下のものはお湯が出るだけのただの給湯器ですのでお間違えないように。
給湯器トラブルは新築マンションを買った人に約10年後突然訪れる恐怖なのです。
修理か交換か悩みましたが、幸いシャワーや蛇口からの給湯はまだ使えるのでこの件はひとまず見送り、浴槽の蛇口を使い手動でお湯張りすることにしました。
それから1年後の冬を迎え、寒くなってから完全に故障してしまいお湯が出なくなると困るので重い腰を上げ、給湯暖房熱源機の交換を考えました。
まず困ったのはどこへ頼めば良いのか全くわからないこと。ガス機器は家電量販店のように気軽に立ち寄って商品を見る事ができる大きなお店が見当たらないのでなかなか難しいのです。
我が家は大阪ガス供給エリアなので、なんとなく大阪ガスの製品を買えばいいのかなと思い、ひとまずネットで調べていると大阪ガスブランドとそうでないメーカーブランド(リンナイ・ノーリツ)の製品があることに気づきました。
給湯器の見積もりを取ってみる
大阪ガスブランドの製品だと工事費込で30万後半から40万円台です。それに比べリンナイやノーリツの製品だとかなり安く20万円台で取り付けができるようです。
さらに調べているとどうやら大阪ガスブランドの製品はリンナイやノーリツが製造しており、大阪ガス仕様にして販売しているようです。いわゆるOEMですね。大阪ガスオリジナルの機能が付け加えられているのかも知れませんが、それにしても結構な価格差です。
言ってみればお湯が出れば良い訳ですから基本性能はそんなに変わらないはずで、この価格差のメリットを見いだせませんでした。
メーカーブランドの製品でもいいかなと思い工事をお願いする業者探しを始めました。大阪ガスブランドの製品購入は大阪ガスサービスショップへ連絡すればいいので比較的簡単ですが、メーカーブランドの製品は大阪ガスショップでは見かけませんでした。
ネットで探してみますが、名前の知らない会社ばかりで連絡を取るにもなかなか勇気がいります。近くに営業所があったり、ウェブサイトで工事実績を掲載している複数の業者へ電話をかけてみました。
給湯器交換業者を決めた理由
4社に見積もりをお願いし、検討を重ねた結果「近畿ライフサービス」に決めました。決め手は、「キンライサー」のCMでよく見かけること、10年間保証が付いていることでした。
テレビCMをできるということは、広告料を捻出できるだけの実績があるという事です。
正直、値段の安い業者は他にもありましたが、あまりに安すぎるとちゃんと取り付けてくれるのだろうか?当日追加費用が発生しないのか?といった不安がよぎります。
安いと言っても20万円以上する買い物ですから気持ちよく工事を終わらせたいものです。
給湯暖房機の取り付け位置など指定された箇所の写真をメールで送付すれば3,000円引きとなり現地確認なしで見積書が返信されてきました。電話でも疑問点を聞いてみましたが明快な回答で頼りになりそうな感じだったこともポイントでした。
新築時から付いている機種は大阪ガスブランドの製品でしたので、メーカーブランドのどの型番を選べば良いのかもわからず心配でしたが、型番を伝えるとリンナイの同等品を提案してくれました。
メールで見積もりから工事発注まで完了する時代ですが、質問ついでに実際に業者へ電話してみることをおすすめします。
電話での受け答えを通じて信頼できるのかどうかある程度参考となることでしょう。
工事当日の様子
正式に発注をしてから1週間後に工事が行われました。
事前に工事当日の作業車両の駐車場所を確認されます。我が家は駐車できる広いスペースがありますので問題なかったのですが、駐車場所が無ければコインパーキングでも案内する必要があるのかもしれません。
当日追加費用についても見積もり以上の金額は発生しないと確認しておきました。
作業員の方は2名でまずは本体の取り換えからはじまり、宅内のリモコン2ヶ所を交換し、お湯張りテストと使い方の説明を受けて開始から2時間ちょっとで終了しました。スムーズかつ手際良く工事が進みました。
工事代金支払いは銀行振込かクレジットカードどちらかを選択できます。
約1年間自動お湯張り機能が使えませんでしたので、工事後久々に使用するとこんなに便利だったのかと少し感動しました。
給湯器交換を経験して修理をするのか交換するのか、はたまた工事をどこに頼むのかといろいろ悩み時間がかかり大変な作業でした。結果的には近畿ライフサービスへ工事を依頼し何のトラブルもなくお風呂を使えております。
ヤフー知恵袋などのネットの口コミはあまり参考になりませんでした。恐らく皆さんも確認するとは思うのですが、結局どこに頼めばいいのかさらに混乱するだけでした。
他の方のブログ交換体験談が数少ない情報源でした。私にとってはいちばん頼りになりましたので、私の交換体験談が今後給湯器交換する方へ業者選びの参考になれば幸いです。
追記 給湯器のその後は
2016年12月に給湯器を交換してから早3年、2019年10月現在何もトラブルなくお湯を沸かし続けています。
このブログ記事を他のブログから紹介されることもあるのですが、事実とは違う内容を目にしましたので追記します。
近畿ライフサービス(社名がキンライサーに変わったみたいです)では給湯器を交換した内容をブログ記事で書いてくれた人に対して謝礼3,000円支払うキャンペーンのようなものがありました。
あるブロガー様が私のこの記事も3,000円で書いたとの記載があったもので、おいおいそれは違うよと。
私も案内チラシをもらいましたが、記事記載に対してたったの3,000円程度ではメリットがないためお断りしております。
というのもこのキャンペーンに申し込むと近畿ライフサービスのホームページにブログ記事へのリンクが貼られるようなのです。
〇〇市在住のA様みたいに。
〇〇市と書かれるのは嫌でしたし、広告塔になってしまうのはちょっと疑問かなと思い。
ですのでこの記事は誰かに書かされたものではなく、当時の困った想いをそのまま綴っておりますので誤解のないようお願いします。
でもどんな内容にせよこのブログを紹介いただきましたブロガー様にはお礼申し上げます。