新幹線のチケットを予約購入するにはインターネット予約サイトを利用するとなにかと便利です。
ただ現状は、JR各社がそれぞれ独自のインターネット予約サービスを展開していますので正直ややこしいです。
スマートフォンやパソコンで手軽に予約ができて、駅窓口で販売されるチケットよりも安く乗車することもできるインターネット予約サイトをまとめます。
新幹線のインターネット予約サイトの特徴
新幹線のチケットを取り扱うインターネット予約サイトは次に紹介する6種類の予約サービスがあります。
新幹線のインターネット予約サイトの特徴として、新幹線予約に特化したサイトと新幹線も在来線特急も予約できるサイトにわけることができます。
新幹線予約に特化したサイト
東海道・山陽新幹線の予約に特化して独自のICカードまたは交通系ICカードで乗車ができる予約サイトとして
- エクスプレス予約
- スマートEX
の2つのサービスがあります。
基本的にはチケットレス乗車を前提としており、複数人での予約などでは乗車前に紙のきっぷに引き換えます。
エクスプレス予約
エクスプレス予約は、東海道新幹線・山陽新幹線を割引価格で予約購入できます。
JR東海エクスプレス・カードまたはJ-WESTカード(エクスプレス)の入会が必要です。
プラスEX会員ならお手持ちのクレジットカードでも利用もできます。
年会費1,080円が必要ですが、東京から新大阪間を1回利用すれば元は取れます。
毎年定期的に東海道・山陽新幹線に乗る機会がある方ならエクスプレス予約にするとかなりお得です。
駅で紙のきっぷに引き換えないチケットレス乗車ができます。
予約変更は何回でも手数料がかかりません。
-
エクスプレス予約の割引率は?どの程度便利になるのか解説
エクスプレス予約とは、東海道新幹線・山陽新幹線を駅で購入する通常価格よりも安い値段で利用できる会員制の予約サービスです。 年末年始やゴールデンウィーク、お盆の時期はチケットショップで販売されるバラ売り ...
スマートEX
スマートEXは、東海道新幹線・山陽新幹線を予約購入できます。
値段は駅で購入するきっぷより200円安い程度で割引はあまり期待できません。
手持ちのクレジットカードと交通系ICカードを登録するとスマートEXを利用できます。
年会費は無料なので気軽にインターネット予約を利用できます。
駅で紙のきっぷに引き換えることなくチケットレス乗車ができます。
予約変更は何回でも手数料がかかりません。
新幹線をネットで予約するスマートEXのメリットとデメリットとは
-
新幹線をネットで予約するスマートEXのメリットとデメリットとは
東海道・山陽新幹線のネット予約・乗車方法として「スマートEX」が新たに追加されます。 「スマートEX」はインターネットで新幹線を予約して事前に紙のきっぷに引き換えることなく、自動改札機にSuica(ス ...
新幹線も在来線特急も予約できるサイト
新幹線も在来線特急も予約できるサイトは、きっぷを受け取ることができるエリアを考慮すると大まかにJR東日本とJR北海道の「えきねっと」と、JR西日本・JR九州およびJR四国の「e5489」2つの予約サイトでカバーできます。
2019年春からJR東海エリアで「e5489」のきっぷ受け取りができるようになります。
えきねっと
えきねっとは、全国の新幹線を予約購入できます。
東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・北海道新幹線・上越新幹線・北陸新幹線が対象のえきねっとトクだ値という割引きっぷがあります。
年会費は無料です。
予約変更は1回限りです。2回目からは手数料を支払って払戻後、新規購入する必要があります。
えきねっとのチケットを受け取りできるエリア
全国の新幹線のきっぷを買えるのですが、きっぷの受け取りはJR東日本、JR北海道、JR西日本の一部の駅のみです。
e5489
e5489は、全国の新幹線を予約購入できます。
山陽新幹線・九州新幹線・北陸新幹線が対象の割引きっぷがあります。
年会費は無料です。
予約変更は一部の特典ありのきっぷのみ何回でも手数料がかかりません。
e5489のチケットを受け取りできるエリア
全国の新幹線のきっぷを買えるのですが、きっぷの受け取りはJR西日本、JR九州、JR四国の駅のみです。
2019年春からJR東海エリアでも「e5489」のきっぷ受け取りができるようになります。
e5489で予約しよう!山陽新幹線の新大阪から博多間を利用するなら必須?
-
e5489で予約しよう!山陽新幹線の新大阪から博多間を利用するなら必須?
山陽新幹線の新大阪から博多間さらに九州新幹線まで乗車するなら、JR西日本のインターネット予約サービスの「e5489」(いいごよやく)を利用するとエクスプレス予約よりもお得な割引価格で新幹線を利用するこ ...
JR九州インターネット予約サービス
JR九州インターネット予約サービスは、九州新幹線・山陽新幹線・東海道新幹線を予約購入できます。
年会費は無料です。
JR九州インターネット予約サービスのチケットを受け取りできるエリア
きっぷの受け取りはJR九州、JR西日本の駅のみです。
JRサイバーステーション
ウェブサイトを一見すると、いかにもJRグループの統一予約サイト風で誰でも予約ができそうなのですが、JRサイバーステーションのプロバイダの会員登録をしている人のみ予約ができます。
そのほかの方はサイバーステーションで予約をすることが不可能なので少々特殊な予約サイトです。
インターネット予約購入サービスを使うメリット
インターネット予約購入サービスを使うメリットをまとめると
- 通常料金よりもお得な割引料金で新幹線に乗ることができる。
- 乗車直前まで予約した新幹線を変更することが何度でも可能。
- 予約した商品によりますが、いざという時の払い戻し手数料が安い。
通常の紙の特急券を乗車前日からの払い戻し手数料は特急料金の30%もかかるのでインターネット予約での払い戻しと比べるととても高いです。
しかも紙の特急券では駅の窓口のみでの払い戻しとなるので、混雑していると時間のロスになります。
インターネット予約購入サービスを利用する際ここに注意!
インターネットにつながるパソコンまたはスマートフォンが必要です。
クレジットカードはあったほうが格段に便利です。無くても購入できる予約サイトもあります。
各予約サイトは新幹線の運営会社が自社の路線が有利になるよう構築されています。
例えば、JR東日本の「えきねっと」サイトは東北新幹線・東海道新幹線のどちらの予約もできます。
しかし東北新幹線の割引は設定しているが、東海道新幹線はJR東海が運営しているので割引設定がないのです。
乗車する路線により予約サイトを使い分ける工夫が必要です。
他にも気を付けるポイントは、「えきねっと」で東海道新幹線の東京駅から新大阪駅間の行きと帰りのチケットを購入するとします。
そのチケットは東京駅で行きと帰り両方受け取っておかなければ大変なことになります。
新大阪駅でチケットを受け取ろうとしても「えきねっと」の受け取り範囲外なので予約はしたけど乗車できない事になります。
「えきねっと」に限らず他社の予約購入サービスも受け取り場所を確認しておかなければ似たような事態になるかもしれません。
ここがJR各社のインターネット予約購入サービスのダメなところです。
利用者からすると誰でも使いやすい全国統一のインターネット予約サービスが欲しいところです。
目次 新幹線旅行のまとめページ