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新幹線で岐阜城や金華山へ行くときに岐阜羽島駅で乗換するのは間違い!

岐阜市内の観光地は岐阜城や金華山が有名です。

岐阜市内へ新幹線で行くならどの駅で降りるのかご存知でしょうか?

東海道新幹線の路線図を見ると、ありました「岐阜羽島駅」ここで降りれば岐阜市内へ行けそうです。

いやいやちょっと待ってください!岐阜羽島駅で降りたらダメですよ。

岐阜市内へ行くための新幹線乗換駅は「名古屋駅」なのですから。

なぜ岐阜羽島駅で降りてはいけないのか?

なぜ岐阜羽島駅で降りてはいけないのか?理由は名古屋駅から岐阜駅へ行く方が早いからです。

たいていの東海道新幹線駅はJR在来線に接続しており、スムーズに乗り換えが可能です。

岐阜羽島駅はJR在来線とは大きく離れた場所に位置しており東海道新幹線単独の駅です。JR在来線と乗り換えができない結構珍しい駅です。

そのため岐阜羽島駅は青春18きっぷでアクセスできない駅の1つです。

鉄道との乗り換えは岐阜羽島駅に隣接している名鉄「新羽島駅」で接続しています。

新羽島駅から岐阜市内の駅「名鉄岐阜駅」へは、新羽島駅が属する路線である羽島線・竹鼻線という全線単線を走行する普通電車に乗車します。

笠松駅で名鉄本線に乗り換えて名鉄岐阜に到着します。

新羽島駅から名鉄岐阜駅まで → 各駅停車で約30分 距離約15キロ

名古屋駅から岐阜駅まで → JR新快速で約20分 名鉄特急で約30分 距離約30キロ 

岐阜駅から新幹線に乗るなら名古屋駅へ向かうのが通常のようで、岐阜駅から岐阜羽島駅へは鉄道でのアクセスがあまり良くないのです。同じ県内なんですけどね。

さらに名古屋駅が有利な点は、岐阜羽島駅より停車する新幹線の本数が圧倒的に多いことです。

名古屋駅には「のぞみ」「ひかり」「こだま」すべて停車しますが、岐阜羽島駅には1時間に「ひかり」1本「こだま」1本の合わせて2本しか停車しないのです。

停車本数が少ないと待ち時間も発生して余計に時間がかかってしまうのです。

岐阜羽島駅に行ってみた

いつものぞみの車中から一瞬で通過するホームのおぼろげな景色しか印象のない岐阜羽島駅。

私にとっての人生で降り立つ事はないと思っていた岐阜羽島駅へトラブルに巻き込まれ初めてやってくることになるのです。

私が岐阜羽島駅にやってくることになったトラブルとは、東海道線の人身事故。

岐阜駅から在来線で大垣・米原方面へ抜けて京都駅へ向かう途中の出来事でした。

時間は夜の9時ごろ、これから1時間以上電車が動かなければ岐阜で足止めです。

ここで私はいつも利用する新幹線のぞみの車窓風景から岐阜羽島駅の横に名鉄線の駅があるといった余計な知識があったばっかりに、岐阜駅から岐阜羽島駅へ行ってしまう大きな失敗をやらかしてしまいました。

岐阜羽島駅は人は少ないが駅施設の規模が大きい

夜の岐阜羽島駅は東海道新幹線の駅とは思えないぐらいひっそりとして寂しげな雰囲気です。

せっかくなので新幹線に乗車するまで駅を散策します。

岐阜羽島駅周辺を見学する

以前、新幹線トラブル発生時に岐阜羽島駅で運転見合わせにて停車中の車内で「岐阜羽島駅にはコンビニがありません」の放送がSNSでザワザワと話題になりました。

実際には駅構内にコンビニがありますが22時前には閉店してしまうのでそんな案内になったと思われます。

岐阜羽島駅に接続する名鉄新羽島駅は駅建物に直接はつながっておらず、いったん外に出て乗り換えることになります。

 

岐阜羽島駅前広場はこのように人影はまばらです。

 

新幹線改札口です。この後新大阪行きひかりに乗車するのですが、1時間にひかりとこだまが1本ずつしか停車しません。

 

岐阜羽島駅には非常にめずらしい0番線ホームがあります。

停車本数が少ないのですが、停車できるホームは東京方面に2つ、新大阪方面に2つの合わせて4本の新幹線が停車できる構造になっています。

さらに通過線がそれぞれ1本ずつあるので、線路は6線もあって岐阜羽島駅の構造としては規模が大きい駅となります。

そうなった理由は、周辺は雪が多い地域なのですが東海道新幹線は豪雪地帯を走行する東北新幹線と比べて雪対策が貧弱なのです。

雪でのトラブルなど非常時に多くの新幹線を停車しておけるようにしているようです。

 

人のいないホームで暗闇を切り裂くように通過していくのぞみは恐ろしい!

春先の薄ら寒い暗闇のホームでポツンとひとり眺める高速の新幹線は恐怖でしかないです。

そんな恐怖を感じるホームから数メートル先を通過する新幹線車内のお客さんは、寝ている人もいればコーヒーを飲んでくつろいでいる人など快適に過ごしているはずで、私と新幹線車内のお客さんは至近距離なのに全く違う世界を体感していることが不思議なものです。

陸の孤島感が半端ない。

 

新幹線が通過するたびにホーム監視の駅員さんが出てきます。

岐阜羽島駅はホームドアや安全柵がありませんので通過線といえども安全確認は必須なのでしょう。

さすがはJR東海、安全よし!ですね。この安全確認の積み重ねで我々は日々安心して新幹線に乗車できるのです。

 

待ちに待った新大阪行きひかりが到着しました。

岐阜羽島駅は車でのパークアンドライド利用が多い

岐阜羽島駅は高架下に商業施設がほとんどないかわりに駐車場が充実しています。

駅周辺には駐車場とレンタカー店舗が目立ちます。

岐阜羽島インターが駅のすぐ近くにあり、岐阜羽島駅の利用者の大半が車で移動するものと思われます。

駅構内に大きな商業施設といったものがありませんので駅構造がコンパクトで一番近い駐車場からだと3分もあれば新幹線ホームへ行けます。

これが岐阜羽島駅を利用するメリットなのかもしれません。

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