東京都内から成田空港へ特急電車でのアクセスは、「成田エクスプレス」「スカイライナー」2つの方法があります。
どちらを利用すればいいのか迷いませんか?
「成田エクスプレス」と「スカイライナー」に初めて乗車、しかも成田空港も今まで行ったことがない成田とは縁遠い私が体験してきました。
乗車後の印象は直感的にスカイライナーの勝ち
成田エクスプレスとスカイライナーはそれぞれに特徴があってどちらも甲乙付けがたいところですが、先に結論を言いますとスカイライナーの勝ちです。
ホント感覚的なものですが、京成スカイアクセスでの在来線最速160キロ運転の爽快感が乗っていて心地がいいのです。
成田空港って思っていたよりも近いと感じさせてくれたスカイライナーに軍配を上げました。
これだけスカイライナーを持ち上げてしまうと成田エクスプレスの出番がなくなってしまいますが、成田エクスプレスにもまた違った良さがあります。
成田エクスプレスとスカイライナーを比較する
成田エクスプレスと京成スカイライナーを比較するために乗ってみました。
早朝のスカイライナーで成田空港へ行きそのまま成田エクスプレスで東京へ行くという特急に乗るためだけのあまり普通の人では行わない行為によって両者を比較してみます。
所要時間の違い
成田エクスプレス 東京から成田空港 約55分
京成スカイライナー 京成上野から成田空港 約45分
スカイライナーの圧勝です。
スカイライナーは最高時速160kmでキビキビと走行する気持ちよさがあります。
料金の違い
成田エクスプレス 東京駅から成田空港駅 3,070円 (乗車券1,340円 指定席特急券1,730円)
京成スカイライナー 京成上野駅から成田空港駅 2,520円(乗車券1,270円 ライナー券1,250円)
スカイライナーは成田エクスプレスより安くて料金でも勝利です。
利便性の違い
成田エクスプレス 東京から成田空港 1時間に2本の30分間隔での運転
京成スカイライナー 京成上野から成田空港 1時間に3本の20分間隔での運転
京成スカイライナーは運転本数が多く利用しやすいが、成田エクスプレスは高尾・大船・横浜・大宮・池袋・新宿発と多方面から成田空港へ乗り換えなしで行ける便利さもあるため、どの駅から利用するのかで利便性は変わってくる。
外観のデザイン
成田エクスプレス
スカイライナー
先頭車の外観を比較します。
流線型のスカイライナーが新幹線を思い起こさせます。スピード感あふれるデザインです。
成田エクスプレスは、JR特急でよくある高い位置に運転席を設けて連結時に通り抜けできる貫通路がある構造です。
貫通路がある分デザインに制約がありますが、それをブラック地にN'EXと航空機を表した大胆な装飾でカバーしています。
成田エクスプレスとスカイライナー共にかっこいいです。
車体ロゴ
成田エクスプレス
スカイライナー
いつの頃からか特急車輌には大型のロゴマークがデザインされる傾向になっています。
いつ頃からロゴマークが流行りだしたのかあまり意識したことがないですが、このロゴマークを見ると体が奮い立つようなワクワク感を覚えます。
成田エクスプレスのロゴには、International Airport Access Narita Express N'EXと航空機が融合したデザインです。
京成スカイライナーのロゴは、SKYLINER AIRPORT EXPRESSとスカイライナーの頭文字の意味であろうSを筆で書いたような躍動感あるデザインです。
どちらもすばらしいデザインですが、個人的好みは成田エクスプレス。
思い起こせば1991年に登場した先代車輌253系から引き継いだN'EXのロゴマークを見た時にはカミナリに打たれたような衝撃でした。
国鉄からJRとなり民営化を感じさせる先進的な成田エクスプレスのデザインに感動したものです。(機会がなくて乗っていないのですが)
成田エクスプレスのロゴを見るといまから飛行機乗りに行くぞ!と気合が入るような感じがします。そうは言うものの今回は成田空港に行っただけですが。
シートデザイン
成田エクスプレス
スカイライナー
スカイライナーのシートは見た目すっきりとした印象で、乗車時間が短いこともあるのか無駄なく機能的です。
成田エクスプレスは赤で統一した少しだけですが派手さを感じさせる構造、その分手あかによる汚れが目立つのが残念。
JR東日本の特急車輌には欠かせない上下に動く枕のようなヘッドレストが装備されています。
まとめ
成田エクスプレスと京成スカイライナーをいろいろと比較してみました。
この勝負、個人的判断では「京成スカイライナー」の勝ち。
所要時間の短さ、価格の安さ、車両の快適さ総合的にスカイライナーが上回りました。
今度は海外へ旅行する時にまた成田空港へスカイライナーで行ってみたいものです。