名古屋から京都へ移動するには、鉄道を利用して確実に座るなら「新幹線」と「近鉄」どちらかを利用することになります。
それぞれの特徴をまとめました。あなたならどちらを選びますか?
名古屋から京都までの経路
名古屋から京都までの経路です。
青色が新幹線、赤色が近鉄のルートです。
新幹線は北寄りのルートで途中岐阜県と滋賀県を通ります。
近鉄は南寄りのルートで途中三重県と奈良県を通ります。
お互い全く違う経路であり、名古屋から京都まで直線を引いてみると、特に近鉄は大きく南側へ迂回していることがわかります。
新幹線で名古屋から京都へ行く
名古屋から京都まで新幹線普通車指定席を利用すると、乗車時間はのぞみで約35分、金額はのぞみだと5,910円です。
ひかり・こだまを利用すると少しだけ安くなり5,700円です。
スマートEXサービスを利用するとそれぞれの金額から200円引。
EX予約サービスを利用すると4,910円で利用できます。
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近鉄で名古屋から京都へ行く
名古屋から京都まで近鉄特急を利用すると、乗車時間は約2時間40分、金額は4,570円です。
写真のアーバンライナーには3列シートのデラックスシート車両があって、420円追加すると名古屋から途中乗り換え駅の八木駅まで乗車できます。
乗車金額は次の方法でもう少し安くすることができます。
近鉄株主優待乗車券を利用する
名古屋駅や京都駅付近のチケットショップでは近鉄株主優待乗車券を売っている場合があります。
金額は変動しますが、だいたいの相場は1,500円前後です。
この乗車券1枚で名古屋から京都まで利用できます。
別途、特急券を購入して合計約3,400円程度になります。
チケットショップに必ず在庫があるとは限らないことに注意してください。
近鉄週末フリーパスを利用する
近鉄週末フリーパスは、土曜・日曜を挟む3日間利用できる近鉄線内乗り放題チケットです。
金額は大人4,200円で、金土日か土日月に往復するなら片道2,100円で名古屋から京都まで移動できます。
別途特急券を購入すると特急に乗車できます。
火曜日から木曜日までは祝日があろうとも利用できません。
乗車日前日までに購入することが条件ですので、乗車日当日に購入することはできません。
新幹線と近鉄それぞれのメリットは?
移動時間の比較では、新幹線の圧勝です。
近鉄だと2時間余計に時間がかかります。
移動時間を重要視すると新幹線に軍配が上がり近鉄とは勝負になりません。
移動にかかる料金を比べると新幹線エクスプレス予約を使うと4,910円となり、近鉄利用の4,570円より340円料金が高くなるだけです。
通常の移動なら新幹線、時間に余裕があれば近鉄も有り
しかし、近鉄を選ぶ方もいます。
近鉄が新幹線より支持される理由は、移動費用が安く済むこと、時間がかかることを逆手にゆっくりと休めることです。
新幹線では35分の乗車時間ですので下手に眠ることもできませんし、ご飯を食べるにも慌ただしいでしょう。
予定までの余った時間をカフェで過ごすにも寝る訳にはいかないですね。
次の記事は、以前新幹線乗車中に時間を有効に活用する方法を書いたものです。
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先ほど述べたアーバンライナーのデラックスシートを利用すれば1人席があるため真横に他人が座ることがなく隣を気にせずくつろげる所が新幹線には無いメリットです。
ただしゆっくりと休める部分でひとつ弱点があり、近鉄では名古屋から京都までの直通電車がなく必ず乗り換えが必要なことです。
名古屋から途中の大和八木駅で京都行きの特急に乗り換えることになります。
名古屋から京都までの移動を新幹線か近鉄を選ぶポイントは、時間短縮を重視するのか、金額の安さを重視するのかで決まるのです。
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