大人になって新幹線にちょくちょく乗るようになっても伊勢神宮参拝時のような厳粛な特別感を新幹線に感じている私が今回は北陸新幹線つるぎについて投稿しました。
北陸新幹線つるぎは金沢駅から富山駅まで途中の新高岡駅を含めて3駅だけしか運転していない北陸新幹線の列車種別です。
なぜこのような列車の設定がされているのでしょうか。
北陸新幹線つるぎの存在理由
理由は北陸新幹線開業前は、特急サンダーバードが大阪から富山間を運転していました。
そして北陸新幹線金沢延伸開業後は、金沢から富山間はJRから第三セクターの「IRいしかわ鉄道」と「あいの風とやま鉄道」へ移管され、サンダーバードも大阪から金沢間に区間が短縮されました。
特急が運転されなくなった金沢から富山間はサンダーバードの代わりに新幹線つるぎとして新たに登場した訳です。
つるぎの所要時間と車内の様子
北陸新幹線つるぎについて調査するために実際に乗車してみました。
つるぎが走行する金沢から富山までの所要時間は23分であっと言う間に終着駅です。
金沢駅から東京方面へは、日中1時間あたりはくたか1本、つるぎ1本とかなりスカスカな時刻表です。
朝と夕方にかがやきが1本か2本あるので、最大でも1時間あたり4本運転されています。
新幹線の立派な設備に対してこれだけの本数か?とややもったいなく感じますが、それは大都市の理論であり、それでも儲かっているから良しなんですね。
つるぎに使用されている車両は、E7・W7系の12両編成で、一部の号車は利用できません。
一部の車両が使えなくてもつるぎに乗車する人はまばらで需要に対する過剰感がとてつもないです。
1号車自由席はほとんど乗客がおらずガラガラです。
新幹線に貸切感覚で乗車できることはそうそうないので、のんびりと優越感に浸りました。
北陸新幹線つるぎに乗車する運賃料金は?
北陸新幹線つるぎに乗車するためのお値段は、
運賃が970円で自由席特急券が1,840円合わせて2,810円です。
この価格を高いと見るか安いと見るかですが、この区間は並行している「IRいしかわ鉄道」と「あいの風とやま鉄道」を利用することも可能です。
両鉄道を乗り継ぐと、所要時間は約1時間で運賃は1,220円となります。
新幹線と比べて時間は倍で価格は半分以下です。ただし結構乗客は多く座れる保証はありません。
時間を買うと考えたら新幹線に乗りますが、頻繁に乗車するとなると価格差が非常に悩ましいかもです。
北陸新幹線敦賀延伸後のつるぎはどうなる?
現時点では3駅だけの地味な存在のつるぎですが、2023年予定の北陸新幹線敦賀延伸後にどうなるのか気になります。
正式な発表はありませんが、金沢駅に到着する列車の本数がそのまま敦賀まで延長運転されるぐらいがちょうどいいのではと予想しています。
現在金沢から大阪方面は、日中サンダーバードとしらさぎが1時間に1本ずつ、朝と夕方はサンダーバードがもう1本増える運行体制です。
ですので、はくたかとつるぎをそのまま敦賀発着として、朝と夕方はかがやきがが敦賀発着となり(東京との早朝深夜の便は金沢発着)とすることで解決しそうだと単純に思っていますが実際にはどうなるでしょう?
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