大政奉還をはじめとする数々の歴史の舞台となった二条城は、京都で有数の観光スポットのひとつです。
二条城へ京都駅から行くにはバスよりも電車がおすすめな理由と二条城の見どころを解説します。
二条城と言えば、徳川慶喜が大政奉還を決めた日本の歴史上とても重要な場所。
京都を訪れたら二条城の雰囲気を体感していただきたいところです。
二条城へ京都駅から行くおすすめの方法
京都駅から二条城へのアクセス方法は電車・バス・タクシーなどありますが、いちばんのおすすめは電車です。
バスやタクシーは乗り換えなく目の前に到着することがメリットですが、京都は観光客が多くなる時期には渋滞が非常に激しくなり時間がかかってしまう場合があります。
しかも京都のバスは路線や時間にもよりますが、めちゃくちゃ混みます。
座れないどころか通路までぎゅうぎゅう詰めになることもあって、特にお年寄りには非常につらい移動となります。
電車は時間が読めますので観光スケジュールが立てやすくなることがおすすめする理由です。
二条城へ京都駅から電車で行く方法
京都駅から二条城最寄りの駅へは地下鉄とJRの2つの路線があります。
地下鉄は乗り換えが1回ありますが、最寄りの駅から二条城入口まで徒歩5分程度に対して、JRは乗り換えが無いですが、最寄り駅から徒歩約20分程度あります。
地下鉄で行くなら約20分で到着
京都市営地下鉄烏丸線「京都駅」⇒「烏丸御池駅」⇒東西線に乗り換えて「二条城前駅」⇒二条城まで徒歩
地下鉄で行くには乗り換えがあるため思いのほか時間がかかります。
「京都駅」⇒「烏丸御池駅」乗車時間は5分、そのまま烏丸御池駅から二条城まで歩いても約15分であまり変わりませんので、京都の街並みを感じながら歩くのもおすすめ。
JRで行くなら約25分で到着
JR山陰線(案内放送では嵯峨野山陰線とも呼ばれています)「京都駅」⇒「二条駅」⇒二条城まで徒歩
歩く距離は長いですが、二条城の堀を見ながら広大な敷地を感じながら歩くことができます。
二条城の周辺図
二条城の拝観料は?
二条城見学のための拝観料は入城料と呼びます。
入城料は大人のみ620円で中高生以下は無料です。
二条城入城と二之丸御殿観覧料セットは一般料金が1人1,030円・中学生・高校生350円、小学生200円で見学できます。
見どころの重要文化財「唐門」
唐門は1625年に3代将軍徳川家光が行った二条城改修時に建てられ、現在は重要文化財です。
上部には龍や虎などの彫刻があります。聖域を守護する霊獣とのことです。
長寿を象徴した鶴の彫刻もありました。
唐門の豪華な装飾に見とれてしまいます。
国宝の二の丸御殿
国宝二の丸御殿の大広間で日本の大転換点である大政奉還が行われました。
内部は見学が可能で、写真の入口から中に入ります。
二の丸御殿内は撮影が禁止されていますので写真はここまで。
内部は特別な空気感が漂っているように感じ、かつて徳川将軍や名だたる大名達がこの同じ場所にいたことを思うと感慨深いです。
御殿内の廊下は「鴬張り」と言い歩くとキュッキュッと鳥の鳴き声のような音が鳴る仕掛けが面白いです。
二条城天守閣は?
二条城は先に紹介した二の丸御殿が有名ですが、お城と言うからには天守閣が気になります。
しかし残念なことに二条城天守閣は、1750年の落雷により焼失したまま再建されませんでした。
生活拠点の御殿があれば江戸時代の争いが少ない世の中で天守閣は必要なかったのかもしれません。
急な階段を上がり石垣の上の天守閣跡に行くことができます。
お堀で城らしさがわかります。高さはありませんが遠くの山々の頂上が見えます。
世界遺産二条城のまとめ
1603年江戸幕府初代将軍徳川家康が築いた城で、1867年15代将軍徳川慶喜が大政奉還を決めた歴史的に重要な場所である。
1884年から皇室別邸に利用された後、京都市が譲り受け、1994年に世界文化遺産に登録されている。
京都二条城はすぐに行ける場所ではあったのですが、逆に近いといつでも行ける感覚からなかなか行かない場所でした。
明治維新から150年後にこの場所に立って当時と今を交錯させ想いにふける有意義な1日でした。
京都へ行こう! 京都をぶらりと散歩したコラム集です