関西の中学受験初日は1月中旬の土曜日です。
直前の12月以降は出願手続きで忙しくなります。
秋以降は学校説明会のほか、学校主催のプレテスト、塾の面談や塾の直前特訓が普段と違う会場で行われたりと、とにかく土日はお子さんと親どちらも大忙しとなります。
違う予定が同じ時間に重なってしまうことのないようにスケジュール管理がとても重要になります。
受験終了後も気を抜いてはいけない
いよいよ受験校が決まり出願を終えると、次に試験当日の行動をイメージしてください。
試験日当日は、よほど近くの学校でない限り子供に保護者が同行することになります。
平均3~5校程度は複数校を受験する事になる方が多いですので、2日目以降は初日受験の合格発表が行われます。
自宅で郵便物を待つ人、学校へ合格発表を見に行く人といったように同じ時間帯で複線的にイベントが重なってしまいます。
合格発表が郵送のみなら、不在で郵便局に持ち帰られてしまうと手にするまで数時間ロスしてしまいます。
学校での合格発表にしても、発表時間が何時から何時までと短い時間に限定されていたりします。別の学校受験と重なると気が気ではありません。
もうこればかりはスケジュール管理で防ぎようもなくどうしようもないことです。場合によっては親戚にもお願いするなど複数の人が必要になります。
出願から受験当日までに調べておきたいこと
出願前に試験日が重ならないかの確認は当然しているはずですので、試験当日の予定を時間を区切って紙に書き出してみましょう。
出願時の受験案内書を見ながら、
- 集合時刻
- 終了時刻
- 行きと帰りの電車の時刻
- 1日に2校受験の場合の移動ルートの確認
- 合格発表の時刻
- 発表方法(郵送か学校での掲示か)
- 合格した際の手続期日
以上を時系列に書き出すと誰がいつどのように行動すればよいのか一目でわかるようになります。
電車の時刻は、Yahoo!乗換案内が便利です。
切符を買うのに手間取って電車を見送ることの無いようにスイカやイコカ等のICカードは必須です。普段電車に乗らない人の分も用意しましょう。
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移動ルートは、グーグルマップで確認しましょう。
途中でタクシーを利用するなら、ルート検索で大まかな移動時間を調べましょう。
ストリートビューで駅のタクシー乗り場の様子を確認することもできます。
少しでもお子さんが落ち着ける時間を確保するために、次の試験会場へはなるべく早く到着できるように事前調査しておくとスムーズに行動できて多少の安心感につながります。
合格発表時もぬかりなく!
先ほども触れましたが、郵送での合否通知書類は、書留で届きますので不在だと受け取ることができません。郵便局へ持ち帰りとなれば2〜3時間は合否確認が遅れてしまいます。
合否確認の遅れが場合によっては問題になります。
例えば、本命ではない学校が先に合格し、本命校の結果待ちの場合、先に合格した学校の入学金納付期日が本命校の合格発表日と重なると、本命校の合否がわからないままですので入学金納付をどうすれば良いか重要な判断に悩まされてしまいます。
納付期日前に合格がわかれば、無駄な支払をしなくてもよくなります。
入学金は10万円以上はかかります。さらに支払うと返ってきません。
入試初日から1週間程度はシビアな時間との勝負になります。
以上の事を綿密に調べておくことがとても大事なのです。