中学受験

中学受験は果たして子供にとって良くないことなのか?

中学受験に合格するための塾通いには賛否両論ご意見があることでしょう。

小学生のうちはもっと遊んだ方が良いとか、夜遅くまで勉強の詰め込みでかわいそうだとのご意見も理解できます。

もっとも、ほとんどのお子さんは自発的に中学受験をしたいと言うことはなく、当初は親の働きかけから受験勉強をはじめることでしょう。

中学受験は果たして子供にとって良くないことなのでしょうか?

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中学受験する割合は

中学校受験は都市部に限った話かもしれません。

近畿で2016年に卒業する小学生は約19万人です。そのうち約2万人が私立中学または公立中高一貫校に進学するとのことです。ざっくりですが中学受験する割合は約1割です。

多数の私立中学校の選択肢がある地域にお住まいならば、公立中学校はあるけれど私立にも行くことができるよ。と子供に教えることは必要でしょう。

小6にもなると漠然としながらも将来の姿を考えることができるはずです。

受験するチャンスは人生で12歳の1回のみです。数多くの選択肢を示さずに公立しか行けないとするのは、それこそ親の都合ではないかと考えます。

費用面の問題も確かに存在します。

今の保護者世代が小学生だった頃は、私立中学校は数が少なく。お金持ちのお子様が通うイメージがありました。今の私立中学校は数が増えて、普通の家庭でも頑張れば通わせることは十分可能です。

数は少ないものの成績優秀者には授業料免除の特待制度を設けている学校があります。

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 もちろんお子さん自身が望まなければ、親の意見を無理に押し付けてはなりません。お子さんと私立中学へ進学してその後どうなるのか、受験はどのような段取りでおこなわれるのか。

学校から帰って塾で勉強する必要があることをしっかりと話しあって納得の上で塾に通うと、子供のモチベーションがかなり違ってきます。

塾にいやいや通わされていると思わしきお子さんは、塾の勉強中もやる気が生まれてきません。

しっかりとした意思で塾に通っているお子さんは、教え方が上手な塾の先生の授業を受けることが楽しくて仕方がないようです。

また、小学校とは違った塾の他のお子さんとの関わりも新鮮なようです。

中学受験の目的は

私立中学校は特別なところでは無く、公立より優れているという風潮は誤りです。しかも私立に進学したからと言って人生がバラ色になるはずもありません。

中学受験を経験することは、目標を持って精一杯頑張る点で子供にとって良いことです。

さらに中学受験に合格することは、人生の大きな成功体験の1つとして貴重な経験となるでしょう。

スポーツでレギュラーを目指すことや、習い事で他の人と違った実力を発揮することと大きな違いはないのです。

要はどこの学校へ通っても、お子さん本人のやる気と志(こころざし)次第なのです。

親は、積極的に子供に情報提供をするも、目標は子供に選ばせてその目標実現のためのサポートに徹してください。

お子さんのやる気を応援することが親に課せられた使命なのです。

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