中学受験

下剋上受験から考える高学歴でなければならない理由

中学受験をテーマに繰り広げられるドラマ下剋上受験。
コミカルながらところどころ核心を突いてくる展開が見どころです。
塾には行かずに親子で勉強して偏差値トップクラスの合格を目指すお話です。

既に受験勉強中のお子様がおられるご家庭ではテレビを観ている場合ではないかもしれません
が、将来受験をお考えの方なら塾に行かない自宅での受験勉強を実践するかどうかは別として参考になるとは思います。

現実感の無い架空のお話かと思いきや、なんと実話を基にしたドラマ化なのです。

このドラマが放送されると学習塾は嫌がるでしょうね。家庭学習ノウハウを提供します!ですから皆がマネをすると商売あがったりです。

阿部サダオさん扮する中卒の桜井信一さん(本名ではないそうです)が、自分の人生経験から娘には学歴をつけたい一心で娘と一緒になって自分も勉強します。ドラマで阿部サダオさんのセリフが心に刺さります。

人生は途中からじゃ変えられない。いくら頑張っても後からどんどん抜かされていく。見えない天井があるんだ。

会社勤めをするなら高学歴が有利

そうなのです。企業(特にホワイトカラー)は学歴志向が根強いのです。社員の中で相対的に学歴が低いと会社に入ってからどれだけ頑張ろうとも、出世は会社の制度上ほぼ閉ざされます。
企業に勤めている立場から申し上げると、何故このような人が出世できるのだ?と思うこともあれば、頑張っているのに学歴が低いために報われていないと思える人もいます。
10年・20年も前の入社時の呪縛からいつまでも解放されないのです。

特に大企業になる程、多数の社員から人材を発掘し真の評価をするノウハウが無いのです。最終学歴がわかりやすい評価のベースとなるため退職時まで影響してくる訳です。

学歴重視なんてもう昔の考え方だ!とおっしゃる方もいるでしょうが、すべての会社がそうでないにしても私の経験上は大企業を中心に学歴重視の考え方は根強く残っていることは間違いありません。

少なくとも企業勤めを考えるのなら今の社会の仕組みに対応するために、小学校から高校まで12年間の学習によって、18歳までにどれだけ頑張れるのかにつきます。同じ会社へ入っても学歴が低いとスタートラインさえも違うのです。

当然と言われるかもしれませんが、後からこの現実に気付き例えば20歳から12年間同じ学習をしても同じ効果が得られません。
親としてできることは子供が18歳になるまでに最大の資本と労力をつぎ込まなければならないのです。子育ては投資時期のタイミングがとても重要です。

もちろん将来の事はわかりません。終身雇用なんてもはや昔話になっているでしょうし、日本は初めて経験する人口減少社会に突入しており労働人口が減って行きます。アルバイトの人件費を上げても人が集まらない状況も発生しています。
今後は企業の労働環境が激変する可能性もあり、ますます将来が読みづらい世の中に差し掛かっており不安定な世の中であるからこそ、やはり学習することによってあらゆる視点で物事を考える能力を身につけておくことが重要となってくるのです。

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